MBB:「思い」のマネジメント

感じる「思い・信念」に向かって仕事しようと提唱しています。例によって安易に「右脳」という単語で説明してしまったのは残念ですが、一般的なワークライフバランスについてここまで挑戦的な見解を提示したのはある意味画期的と言えましょう。

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■数字や理論だけの、いわば「左脳のマネジメント」は限界にきており、それだけでは経営は成り立たない。働く人の「思い」のこもった仕組みづくりが「右脳のマネジメント」つまりMBBである。(Beliefとは、思い・信念のこと)

■そもそも企業が「動機づけ」と称して、社員の創造性を使って引っ張り出そうとするのは間違っている。むしろ、もともと人が備えている創造性が解き放たれるように支援しなければならない。

■独りよがりの思いを持っていても、それは知の創造にはつながらない。他者と交流する中で知をぶつけ合って、組織的に知識を正当化して、より高質な知識を生み出していくことが重要である。

■思いの正当化の5基準
1.正義、普遍性、グローバル性を持っているか。
2.どこまでより大きな枠組み(地球、人類、世界、国、地域社会、会社など)に貢献しているか。
3.自分の生き方や人生観に根差しているか。
4.本質的な、新しい価値創造に貢献するか。
5.明るく、前向きで、発展性があるか(より良い社会像を目指しているか)

■仕事とプライベートを切り離してバランスを取る考え方は、思いを持って持てないような状況に社員を押し込んだがために発生した20世紀型のワークライフバランス論である。自分の思いに夢中になるのがMBB型ワークスタイルであり、自分の思いがあれば、全ての時間が勉強であり、思索の時間になりうる。





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