「マンネリ思考」を変えれば仕事はうまくいく!

筆者の指摘するような「思考習慣病」というよりは、パターン選択的教育しか受けられなかった事による「思考未発達」という状況の人の方が多いかもしれません。その場合、変えろと言われても変えられるポテンシャルが無いため、この書の方法では頭が真っ白になってしまうおそれもあります。それぞれの処方箋がかぶっているので、7つじゃなくてて3つくらいにまとめれば、広く意識させられると思います。

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1.前例依存症
(症状)「前例があるから」「皆がやるから」などに従おうとする「ミー・トゥー・アプローチ」にはまっている。
(処方箋)「場の設定」から始めよう!
場の設定とは、物事を考える時に「誰が、どこで、いつ」を明確にすること。それにより他との違いが明確に意識できる。

2.思考欠乏症
(症状)「マニュアル」等に依存してしまい、思考が欠乏している。
(処方箋)「目的は?」「その目的は?」を問う(目的展開の原則)
目的を拡大・最定義をすることで、対症療法ではない根本解決策を考えることができる。

3.未来喪失症
(症状)過去の原因を究明する「犯人捜し」ばかりで、未来の「恋人探し」を忘れている。
(処方箋)「究極の姿」からスタートする
未来から学ぶ「あるべき姿」の原則を用い、「ファンタジーフィクション」の世界で自由に考える。

4.氷山一角症
(症状)実際に見えているものしか考えず、目的、全体、関係性などを見落としている。
(処方箋)目的、相互関係、全体を観よう
「考える」とはね見えないモノを観ることである

5.情報肥満症
(症状)多量の情報で脳が疲労し、肝心なことに対して働かない
(処方箋)目的にあった情報を最小限集める
文字等に整理されたクール情報より、人の頭の中にあるホット情報を重視

6.慢性不信症
(症状)優れた企画でも人々が納得できなければ失敗する、巻き込みミス。
(処方箋)参画・巻き込みを図ろう
参画・巻き込みの2原則・・・変革の「気づき」を与える。「集合天才」を創る

7.変化恐怖症
(症状)「茹でガエル」よりも外の火が怖い「フライパンガエル」状態
(処方箋)コンポン、全体、未来から学ぼう
コンポンから考え直す。全体から物事を見る。未来から学ぶ。継続的に次ぎの手を打つ





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