2008-01-01から1年間の記事一覧

3の法則

「大手3社が支配するのが安定市場」というのを「法則」というのはちょっと強引かなとも思いますが、それぞれの戦略についてはなるほど、と思える点があるのでメモしておきます。 かつてマネシタ電器と言われた会社も正しい戦略にのっとって行動していること…

意志とビジョン

差別化による高価格高品質戦略は、低価格中品質で大量販売する戦略に敗北する可能性があることを常に意識しておく必要があるようです。 逆に先行して儲けている企業があっても、品質をぎりぎりにして低価格商品をぶつけて数を取れば勝ち目があるということに…

新版 目標管理の本質

仕事をさせる側もする側も、その仕事が「知恵の生産」なのか「単なる作業」なのか、はたまたその中間なのかを考え決めることが重要なスタートラインでしょう。 しかし問題は、企業において目標は一人にだけあるものではなく常に目標・評価・処遇がワンセット…

できる上司は「しかけ」を使う

「エビングハウスの忘却曲線」によると人はある事を記憶しても1時間たつと56%忘れてしまうそうです。だから、伝えたいことは1つに絞り込んで繰り返すのがよい、という話がのってましたが、これは色々な事に応用できそうです。 例えば、お客様への営業では…

サービス・リーダーシップとは何か

よく顧客を上にした逆三角形の組織図とか書きますけど、権限が本当に逆転しているケースは皆無でしょう。意味しているのはせいぜい「末端の社員は上司の顔色ばかり見ず顧客の言うことも聞け」ぐらいなんですが、それも難しいのが実情ということですね。−−−−−…

朝令暮改の発想

変化の激しい時代には「先手を打つことより朝令暮改を行えること」が重要というのは、企業戦略としては当然ですが、まず「今は先が読めない」ということを社内の共通認識にしておかないと、社員がついてこれなくなってしまうかもしれません。 いくら変化への…

シンプルパワーの経営

巨大企業で強力なライバルがいるような視点が中心で、あまり中小企業が参考とすべき点は多くないのですが、シンプルなリーダーシップについてはどのような状況でも意識してよいと思います。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■シンプルなリーダーシップのためのポイント…

めざせ!レインメーカー

レインメーカーは雨乞いの呪術師、つまり企業に恵みの雨を降らせるスーパーセールスパーソンという意味です・・・ってこの題名じゃわかりませんよね〜−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■下準備をせずに営業訪問をするな(営業前確認10のチェックポイント) 1.訪問の…

「落とし処」の研究

このくだりは上司に提案が通らない人にかみしめてもらいたい・・・「何度NOを言っても後から必要に応じてYESに変えることはできるが、一度YESと言ってしまうと、取り消しはできない」・・・99%賛成でも残り1%がひっかかっていただけでNOと言…

最新ハーバード流 3D交渉術

「セットアップ」は事前に相手方の要望を調べ、打診する、など、良い意味での「根回し」だと解釈できます。やはり「根回し」は侮れないということですね。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■3次元(3D)の交渉1.「戦術」・・・・・・相手を説得するためにどう出る…

相手を思いのままに「心理操作」できる!

こういう書籍は販売側など積極的な面を中心に読まれますが、「心理操作」の方法がわかれば、いかにそれに対抗するかもわかってきます。商談などで不利な条件を飲まされないようにするにも、このような相手側の心理作戦を認識しておくことが大切だと思います…

柴田和子 正々堂々のセールス

保険のトップセールスの話ですが、何と言っても「セールスの仕事は嫌だったので事務員をやるつもりで入社」した彼女が「いつまでも後ろ向きに考えて不平不満の日々を送るのを潔しとせず」「これは自ら望んだ仕事なのだと気持ちを切り替え」「どうせやるなら…

本業再強化の戦略

「コア事業の見極めと重点投資、その周辺領域への拡大」というのは当たり前の戦略かなとも思えますが、単に大きくなればいい、儲かればいいと考えていると結構踏み外してしまうことがあるようです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■コア事業の見極め 1.自社に最も高…

私のウォルマート商法

ウォルマートが成功した真の要因は「経営陣と従業員との間に良きパートナーシップを築いた」こと、そしてパートナーシップで重要なことは「情報と責任の共有」であるとしています。日本の株式会社は会社法で決算公告を義務づけられているのに、摘発されない…

未来産業を見誤っていないか

1983年に出版された本ですが、「高齢化社会の到来は確実性が高かった」「インターネットの隆盛は全く予想できない突然のインパクトだった」など、さらに今後の未来を予測するために良い視点を与えてくれます。未来に対する誤った思いこみの課題について…

アイデアのヒント

拡散しないうちに収束しようとしている人が多いです、今ある案が良いか悪いかを考える前に、まず他に選択肢がないかを考えるのが先です。 「考える」といってもゼロから創造するのではなく、すでにある答えを「見つける」イメージを持つのがよさそうですね。…

スローなビジネスに帰れ

短期的な利益のみを出すには客をだますのが一番てっとりばやく(もちろん続きませんが)、長期的な利益を出しつづけるには客をだまさないのが最低条件でしょう。そこへの道筋は品質や中身への努力や投資を客にわかってもらい、納得感をゆっくり醸成するしか…

市場の法則

それぞれ「法則」というほど絶対的なものではなく「成功事例を見ていて気づいたこと」ぐらいのレベルだとは思いますが、戦略思考を拡散モードにする時は、こういう列挙が「ひらめき」の手助けになります。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■市場で自分を活かす法則 ・競…

シナリオ・プランニングの技法

どのような未来にも対応する・・・なんてあり得ません、変化の可能性は無限大ですから。大きな変化を想定するには、ほんの少しの変化(予兆・兆し)を見逃さないこと。そして、その小さな変化を見つける度にシナリオを追加していけば、効率よく様々な変化へ…

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長

「人材は育たない、だからいい人を採用せよ」と言い切る視点が面白いです。もちろん異論もありますが、仕事の意欲を改善するのが難しい・・・という点についてはそういう前提で考えることも必要でしょう。それは生きる価値観が背景にあるからです。−−−−−−−−−…

1分間モチベーション

ガンホー(Gung Ho!)は、オンラインゲームで有名な企業の社名にも使われていますが、もとは中国語の「工和」で、「力を合わせて頑張る」という意味のようです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■ガンホー組織を作るための3つの秘訣 リスの精神、ビーバーの行動、雁の…

実戦 人材開発の教科書

退職予防策として企業文化の改革をあげていますが、そんな思考で企業文化に変化をもたらすことはありえないでしょう。 人材要件の定義は非常に難しく、かつ環境や戦略に応じて変化するもので、つい「やっつけ仕事」になってしまいがちです。 しかし、人材要…

フィレンツェ名門貴族の処世術

ルネサンス時代の名門貴族フランチェスコ・グィッチャルディーニ(Francesco Guicciardini)が、処世の知恵を子孫に伝えるために記した約400の短文からなる手記「リコルディ」をもとにまとめられています。一言でいえば「慎重に考え、機敏に行動せよ」とい…

ホンダをつくったもう一人の創業者

昭和24年に藤沢武夫氏が本田氏に出会ったとき言ったことが「近視的にものを見ないようにしましょう」だそうです。裏を返せば「長期的視野、世界的視野で見てみましょう」ということだと思います。やはり意識しないと世界的企業にはなれません。−−−−−−−−−−−…

デッドライン仕事術

私は常々社内向け資料をカラーで作成するなかれと言っています、すると「カラープリントやカラーコピー代」なんてたいしたことない、と反論する人がいますが、一番無駄にしているのは「色塗りに使う作成時間と思考時間」なのです。この本でも吉越浩一郎が同…

ウェルチ GEを最強企業に変えた伝説のCEO

よく知られるGEの「ナンバーワン、ナンバーツー戦略」は、中小企業にはピンとこない戦略ですが、ウェルチの言う「経営者たちが犯す間違いのほとんどが、現実を直視しながらも、それに対処しようとしないことから起きている・・・」は、どんな会社の規模で…

セクシープロジェクトで差をつけろ!

本当の仕事は「一見つまらない任務や雑用をカッコいいものに変えることだ」とし、「孫をつれていけるところが欲しかったウォルト・ディズニー」や「しおりがすぐに落ちてしまうことに苛立っていたポストイットの開発者」などを紹介しています・・・新入社員…

他人を魅きつけ他人を動かす

ここまで第一印象の重要性を強調されると、見た目も意識せざるをえませんね。もう手遅れですが・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■カリスマ性を研ぎ澄ます ・カリスマとは、身体、感情、知性の面で他者と結びつくことによって彼らに建設的な影響を与える能力 ・指…

パットン将軍式無敵の組織

中小企業は大企業のほんの一部の事業領域と闘っています。つまり局地戦なので、経営戦略より「経営戦術」を考えるべきなのです。 もちろん大企業でも最前線では局地戦があるわけですから「経営戦術」の重要性がもっと意識されてもいいと思います。−−−−−−−−−−…

顧客との絆を創るマーケティング・アイデア63

仕事でアイデア出しをするときは、こういう本をみながら自分のシチュエーションに当てはめて、イメージを広げるのが手っ取り早いですね。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・顧客にとっては「値段がすべて」ではない。 ・顧客にとっては自分のニーズや趣味を覚えてもら…