未来産業を見誤っていないか

１９８３年に出版された本ですが、「高齢化社会の到来は確実性が高かった」「インターネットの隆盛は全く予想できない突然のインパクトだった」など、さらに今後の未来を予測するために良い視点を与えてくれます。未来に対する誤った思いこみの課題については今もそのまま存在しています。

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■未来産業の見誤り

・未来市場規模の過小評価
　％では低成長でも額では大きい
・先端技術へのフィーバー
　先端技術はいかに作るかよりもいかに使うか
・経済のサービス化とはサービス産業の拡大と考えること
　産業のソフト化はあらゆる業種に
・技術開発についての迷信
　大切なのはイノベーション

■開発戦略における見誤り

・生みの親にばかり気をとられ育ての親の役割を軽視すること
　→新製品は開発段階を重視せよ
・ヒットやバントを軽視して一発ホームランを狙うこと
　→全員参加方式の得点に徹せよ
・ホームグラウンドを離れて「落下傘方式」で戦いを始めること
　→多角化は「関連樹木型」に展開せよ
・まずやってみろとばかりに計画なしにことを進めること
　→「WHAT TO DO」を決め手とせよ
・落ちこぼれ部門、ネクラ部門はダメだと見捨てること
　→既成概念は捨て発想を転換せよ
・右脳ブームに踊らされて左脳鍛練の重要さを忘れること
　→創造的になるには「思いつめ」よ

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