2007-01-01から1年間の記事一覧

説得技術のプロフェッショナル

説得技術、これだけ知っていればうまくいく・・・というわけではありません。 しかし、知らないより知っていた方が、よりゴールに近づける可能性が高いことも事実だと思います。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1.自己説得への導き 「なぜわが社の商品に注目してくだ…

ユニーク・ポジショニング

ブルー・オーシャン戦略などと同じく「戦わないで勝つこと」を目指す方法論に分類される考え方です。いずれにしても「独自性」が自然と長期的に保たれることは望めません、常に新しい独自性を模索する必要があるでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■独自性を持…

田崎真也のサービスの極意

「いいえ・しかしは不要」と「心地よさの行き交い」・・・この極意は日常の会話でも忘れないようにしたいです。 異性と話すときは特に気をつけるといいかもしれませんね。「今している仕事がベストだとしても、他にも無数のベストがあると考えるものだけが最…

「質」の経営論

コストダウンのために品質を下げたら転落の始まりです、いかに品質を下げずにコストダウンするかを必死に考えることが競争力につながるのだと思います。場合によってはコストアップになっても品質を上げ、利益を削っても価格は維持することが、長期的な勝敗…

カスタマー・エクイティ

よく「なぜこの商品は売れないんだろう」と話し合っているのを見かけますが、「なぜこの商品を買う人がいるんだろう」という話に切り替えたほうが、これから進む道が見えてくることが多いと思います。売れない話は暗くなりますしね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■…

シャープの「ストック型」経営

大阪万博へのパビリオン出展を断念して代わりに奈良にLSIの研究所を建設したことが後の飛躍につながった・・・このような長期的視野で活動しようとする企業に資金を供給することを、長期信用銀行亡き後、もう一度考え直す必要があると思います。 −−−−−−−−…

ユダヤ商法

企業経営の参考書として見ては失礼だとは思いますが、ユダヤ教の聖典「タルムード」には企業経営に必要なエッセンスが多く含まれていることは間違いありません。タルムードがあまりに膨大な情報量をもつため、経営との関係について日本語で解説された類書は…

スマート・カンパニー

環境変化対応力を組織IQと命名し、その指数の高い企業をスマート・カンパニーと呼ぶ、経営者受けを狙ったコンサル用語の一例のようですが、中身は実際に高成長企業を分析・検証したもので参考になります。 組織内の情報を探すために社員は平均して労働時間…

コトラーのマーケティング・コンセプト

「最も効果的な広告は、満足した顧客によってなされる」・・・商品が売れないからとマスメディアを使って広告を打ちたくなった経営者・担当者が、まず思い出さなきゃいけない「教え」だと思います。 高額な広告費よりも商品改善の優先順位を高めるべき、とい…

商いの心くばり

企業経営よりも商品経営、これをきちんと遂行していれば、コンプライアンスや内部統制などという単語を持ち出す必要はないでしょう。 企業経営よりも商品経営に徹して、なおうまくいかないのであれば、それはその商品が社会から必要とされていないということ…

マイクロソフトのマネジメント

100%シェアを目指す、が独禁法に対立するコンセプトであること、ビルゲイツが倹約と言って社員はその気になるのか、など多くの疑問がありますが、これまで実績で反論をねじ伏せて来た感があります。 この本は2000年の発刊なので、今は変わっている部分もある…

社長の器が会社を決める

辞める社員を説得するのはうしろ向き、配転させる社員を説得するのは前向き。 辞める社員は説得しても結局辞める・・・のだそうです。そうかもしれません。 「去るもの追わず」が長い目でみると正解なんですね。−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■中小企業の社長がかかっ…

大失敗!―成功企業が陥った戦略ミステイクの教訓

「競争相手を過大評価してこそ安全でいられる」・・・この1文にこめられた意味と教訓の大きさに感心しました。 「インテル戦略転換 Only the Paranoid Survive(Andrew S.Grove)」にも通じる部分が多い書です。トップブランド企業の転落は、あるジャンルでト…

ビジネス・プロフェッショナル

「プロを見直さないと経営が危ない」と指摘していますが、職業倫理の欠落を経営の問題だけにしては解決が難しいかもしれません。モノやサービスをただ安いから買うという消費態度ではなく、社会的に望ましいモノやサービスなら高くても買うという考え方をP…

クライシス・マーケティング

この本は1998年に出版され、米国の事例を主に扱っています。最近は不祥事対応の類書はたくさん出ていますが、基本的な指摘はあまり変わらないようです。 「信頼の貯金」という考え方は企業活動だけでなく、人間関係でも同じことが言えると思います。 −−−−−−−…

初乗り610円にだまされるな

「計画意思決定のための経済性工学」をストーリー仕立て(ザ・ゴールの手法ですね)でわかりやすく解説しようとした本。機会損失を出会いや結婚で説明しようというのは興味深いです。 少し財務会計になじみがある人はかえって管理会計的発想についていけない…

スリッパの法則

主として投資先チェックの視点で書かれていますが、取引先チェックとしても大きな差はないと思います。そういえばスリッパに履き替える会社の方がかえって埃っぽい感じがするのは気のせいでしょうか・・・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■経営を診断する法則から・創業…

逆転のサービス発想法

サービス業の本当の売り物は人間関係、とくに専門性が高い場合は顕著にその傾向がある、という指摘にはっとさせられました。とにかく普段の思考がいかにワンパターンかに気づかさせてくれます、発想法という和訳もそう考えるとぴったりです。−−−−−−−−−−−−−−−…

ねばちっこい経営

10年プロジェクト、20年プロジェクトの存在を許容する余裕がなければ会社がつぶれてしまいます。それでも意識して組織がこだわりを持つ必要性を幹部が認識することで、他の部門の活性化にもつながる可能性があります。−−−−−−−−−−−−−−−−−−■4つの粘着力 …

営業「軍事力」を構築せよ

分かりやすく説明するのには「相手にあった例え」が一番です。そうなると中小企業のオヤジさんタイプの社長には、このような軍事アプローチも有効な場合が出てくるでしょう。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■生存圏顧客(将来の収益に着目した戦略営業へ) ・将来とも…

イノベーションの本質

人間らしく働くといっても、それぞれ人により「らしさ」に違いがあります。 いかにイノベーションに「らしさ」を見出す人を、適所におくのかという点も意識する必要がありそうです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■知識創造のプロセス 知識創造のプロセスとは、製品の…

イノベーションの作法

基本的枠組みは「知識創造の経営」と変わっていませんが、最近の成功事例(ロードスター、伊右衛門、ヘルシオ、プリウスなど)のリーダーを取り上げることで、再確認していこうという内容です。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■SECIモデル(セキモデル)Socialization(共…

私はどうして販売外交に成功したか

まあ、これだけやれば売れるわな、というレベルではありますが、やる気があるのにどうしていいかわからない人には、道がひらけると思います。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■営業マンに不可欠な心構え 1.情熱こそが成功をもたらす(毎朝今日も働くぞ!と自分に言い…

スーパー時間管理術

わかっちゃいるけど徹底できない優先順位管理。 優先順位づけの最大のメリットは時間の有効活用だということを再認識させられます。明日の優先順位は・・・あぁ全然わかってないぞ(笑)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■時間管理の必要性 1.ストレスの軽減 2.バラン…

こんな幹部は辞表を書け

日本能率協会の大御所の書であり、いまでも同協会の研修ではこのシナリオに沿ってカリキュラムが組まれているものがあります。 つまり、経営者が管理職に「もっと仕事をしてもらいたい」時を想定したスタンスで書かれています。なので、この本を既にがんばっ…

顧客ロイヤルティのマネジメント

「草創と守成いずれか難き」という太宗の質問で有名な「守成」。 貞観政要にまとめられた「守成の心得」を、現代経営にあてはめた場合、ロイヤルティ・ベース・マネージメントが一つの答であると思います。1年の間、顧客が同じ100社な場合と、50社が入…

解決志向の実践マネジメント

人や組織の問題の場合、原因を追求する方法では犯人探しや責任のなすりあいになってしまい、よけいこじれてしまうことがあります。 このような時は本書の示す「解決志向」を試すのも良いかもしれません。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■解決志向・ソリューション…

上に立つ者の人間学

政治家秘書としての視点で書かれていますが、広く経営管理層にも当てはまることばかりです。特に「部下に仕事を通じて充実感・幸福感を味わわせること」は役割として認識していない場合が多いのではないでしょうか。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■上に立つ者の心構…