イノベーションの作法

基本的枠組みは「知識創造の経営」と変わっていませんが、最近の成功事例(ロードスター伊右衛門ヘルシオプリウスなど)のリーダーを取り上げることで、再確認していこうという内容です。

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■SECIモデル(セキモデル)

Socialization(共同化)
 個人の暗黙知をメンバーと共有し、組織の暗黙知とする
Externalization(表出化)
 メンバーの対話により暗黙知言語化し、形式知とする
Combination(連結化)
 他の形式知との組み合わせで新たな形式知で具現化する
Internalization(内面化)
 実践を通して個々のメンバーに新たな暗黙知を吸収させる

アリストテレスの知識の3分類

エピステーメ(know why)客観的知識<形式知
テクネ(know how)モノを作り出す技能やノウハウ<暗黙知
フロネシス(know what)賢慮や実践的知恵<暗黙知

イノベーターにはフロネシスの育成能力が求められる。

■知識を実践的な知恵に変える3ステップ
1.自分なりの直感的な仮説を持って現場に行く
2.知のリンクを縦横に張り巡らせる
3.反論や否定論が生じれば、清濁あわせのむ政治力や方法論を駆使して突破する






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