説得技術のプロフェッショナル

説得技術、これだけ知っていればうまくいく・・・というわけではありません。
しかし、知らないより知っていた方が、よりゴールに近づける可能性が高いことも事実だと思います。

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1.自己説得への導き
 「なぜわが社の商品に注目してくださったのですか?」というような質問から、相手にこちらの良さを言ってもらう。
 それに合わせて「さすが」「その通り」と合わせるだけでよい。納得感を与えやすいが、聞く技術が必要。
2.相手の情報を引き出す
  自己説得に導くには、相手の気持ち・状態などを知るための質問をする。
  初期段階はイエスノーで答えられる(答えやすい)質問を積み重ね、相手の関心のあるキーワードが出てきたら掘り下げる。
3.当事者意識を持たせる
  「あなたならどうしますか?」「あなたの意見は?」など考えさせ、答えにさらに質問をして重要性を認識してもらう
    *どうしますかの内容はディスタービングクエスチョン(動揺を招く質問)が効果的
  「それ何?」と言われるような情報を小出しにして引き込み、「みなさんやってますよ」と集団心理に訴える
4.決断の後押し
  ・フットインザドア(小さい要求→合意→大きい要求→しかたないなと合意)
  ・ドアインザフェイス(大きな要求→拒否→小さな要求→それならと合意)
  ・アサンプティブ・クローズ(相手が合意したという前提で次のことを決める)
   *この場合、選択肢を用意して選ばさせるのがオルターナティブ・チョイス・クローズ
  ・デッドライン(期限や締切を設けて決断を促す)
  ・シャープ・アングル・クローズ(相手が条件を示したら、即座に本体合意の確認をとる)
5.満足感を分かち合う
  ・話題を掘り下げストレスや不安を解消する(時間や手間を惜しまずケアする)
  ・共感から信頼を築く(相手の不安を確認の上、解消していく)
  ・ニュートラルな質問で押し付け解消(相手が不満や不安を表明できる質問をしてあげる)
  ・枕ことばで印象を和らげる(質問の前に「答えにくいかもしれませんが・・・」などをつける)
  ・どうすればよいかダイレクトに聞く(どんな条件ならOKですか・・・と聞いてしまう)
  ・思いやりの一言を添える(決断のためのお手伝いをしたい・・・など)
6.質問を駆使した自己主張
  ・攻撃的な質問は避ける
  ・自己主張を質問の形にする
  ・クオリファイヤー(枕ことば等、一歩ひいたものの言い方)を活用
  ・クローズドクエスチョンは初期、条件を引き出すにはオープンクエスチョン
  ・YOUではなくWEで質問する
  ・コミュニケーションサイクルを作り上げる(共感→深まり→確認→意見→投げかけ→共感)




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経営と心理学関連読書メモ
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http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20060722

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http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20080721


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http://www.tokyo-shinri.com/koushi.htm