「人たらし」のブラック心理術
「経営と心理学」は非常に密接な関係があります。外部に対しては営業、交渉など、内部では組織、教育など心理学的アプローチが必要とされる分野が多くあります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■人たらしになるための基本ルール
1.「性悪説」を信じて行動せよ
信頼は簡単に失われるものだからこそ、親切さ・丁寧さ、謙虚さを忘れず、いい意味で緊張し続ける。
2.人間関係では「細かいこと」こそ気をつける
細かいことはおろそかにしがちだかこと、忘れないよう気をつける、特に挨拶。
3.人に恵まれるかどうかは、自分自身が決める
自分と同じような人が集まるもの、いい人を集めたければ自分自身を磨く
4.口より先に行動で示す
整理整頓を唱えるよりも、身の回りのごみを片付け、掃除した方が伝わる
上司に好かれるのは、口だけアピールよりも、雑用でもすぐにやってしまう「行動的な部下」
■人たらしの心理術
1.圧倒的な「雑学力」を身につける
SF作家のアシモフは「人間は、無用な知識の数が増えることで快感を感じることができる唯一の動物である」という名言を残している。だからそれを供給してくれる人は好かれる
2.発言の終わりには、無言の「イ」をつける
言葉の最後、口の形を「イ」にすることで美しい笑顔が作れる
(写真を撮る時はチーで撮るべきでズで撮ってはいけないのです)
3.「3回目」までに魅力が伝わらないなら諦める
「スリーセット理論」3回も会えば、印象や評価が固定化してしまうというもの
(営業なら担当者変更等も考慮する必要があります)
4.「説得」するのではなく、「レッテル」を貼る
掃除しろ・散らかすなと説得するよりも、「君達はキレイ好き」だなと言った方が効果的
5.「命令」ではなく、「確認」する
「早くやれ」と命令形より「もう終わった?」と確認表現にする方が効果的
6.小言は「週末の帰宅直前」に
月曜の午前中に叱ると部下はその1週間ずっと気分が悪い、週末ならリフレッシュできる
7.いくらホメても、ホメすぎることはない
コツは「一番だよ」のような比較、難しければ「すごい」「なるほど」など感嘆のせりふで
8.「なぜ?」と質問するのをやめる
「なぜ?」を言われる方は、非難・反対されているように聞こえる。
9.別れのタイミングは、会話が盛り上がった時
会話が終了しているのにモタモタしてると印象が悪化する
相手が物足りないくらいで切り上げると次回の約束がとりやすい・・・「ゼイガルニク効果」
■文庫版
- 作者: 内藤誼人
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■「経営と心理学」関連読書メモ
説得技術のプロフェッショナル
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20071218
相手を思いのままに「心理操作」できる!
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20080721
影響力の武器
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20060722
リーダーシップに「心理学」を生かす
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20060716
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−