スマート・カンパニー

環境変化対応力を組織IQと命名し、その指数の高い企業をスマート・カンパニーと呼ぶ、経営者受けを狙ったコンサル用語の一例のようですが、中身は実際に高成長企業を分析・検証したもので参考になります。
組織内の情報を探すために社員は平均して労働時間の18%を使っている、これはだいぶ昔の調査数値だそうですが、IT化の進んだ現在の企業はそれを下回っているのでしょうか・・・

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■組織IQを決定づける5条件
1.外部情報(顧客、ライバル企業、技術情報に関する情報の感度)
2.内部知識(組織内の知識共有と組織学習水準)
3.意思決定(迅速に決断する仕組みと速さ)
4.組織フォーカス(決定方針に組織全体が経営資源と努力を集中するレベル)
5.知識創造(創造に向けた支援策、課題解決策の創出)


■組織IQを高める5つの原則
1.外部情報の認識
 顧客以外、特に離れていった顧客の不満が特に有力な情報
2.意思決定のアーキテクチャ
 情報を入手した社員が即座に行動できる意思決定権を持つ
3.内部の知識流通
 情報の「職能横断的な流通」「垂直方向の流通」「学習」
4.組織のフォーカス
 業務の範囲を限定し、情報過多や組織の複雑化を防ぐ
5.事業ネットワーク
 他社との提携で上記4原則を実践推進する





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