ユダヤ商法

企業経営の参考書として見ては失礼だとは思いますが、ユダヤ教聖典「タルムード」には企業経営に必要なエッセンスが多く含まれていることは間違いありません。タルムードがあまりに膨大な情報量をもつため、経営との関係について日本語で解説された類書は少ないのでは、と思います。

使命感(企業でいえば企業理念にあたる)についてのタルムードの次の言葉には感動すら覚えました。【理想を持っている者は、失敗しても挫けることがない。なぜなら、それは人が失敗したのであって理想が損なわれたわけではないからだ。しかし、実利を求めて働くものが失敗した場合には、立ち直るのが難しい、実利が失われるからである。】

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ユダヤ商法の十戒
1.正直であれ
 法律に違反する商取引は神に背くことと同じ
2.好機をとらえろ
 困難な状況・変化を飛躍する好機と捉え、そのため常に先を読み、頭脳を使う
3.生涯にわたって学べ
 商売は結局のところ知力が競い合う場である
4.時間を貴べ
 休み方によって人間が分かる(タルムード)
5.笑え
 ジョークは知性を高める訓練になるし、逆境を乗り越える勇気をくれる
6.使命感を持て
 世界を進歩させるためには自分を進歩させなくてはならない
7.過去から学べ
 失敗は成功の種を宿す、しかし2度同じ失敗をすることを恐れよ
8.話す倍聞け
 話しすぎてはならない、話す2倍は聞きなさい(タルムード)
9.弱者に施せ
 いくら金を儲けてもそれだけでは人間の本当の名誉は買えない
10.家族を大切にせよ
 家庭でうまく行かない人は、大きな社会の役に立つこともできない





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