クライシス・マーケティング

この本は1998年に出版され、米国の事例を主に扱っています。最近は不祥事対応の類書はたくさん出ていますが、基本的な指摘はあまり変わらないようです。
「信頼の貯金」という考え方は企業活動だけでなく、人間関係でも同じことが言えると思います。


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・広報担当者を一人決める
  複数がちくはぐなことを言ってはマイナス。
・事実以外のことには触れない
  「確認できた事実」以外のことを推測で言わない
・自ら進んで問題を公表する
  外部に指摘される前に進んで問題を認めて公表する
・すでにとった措置を発表する
  調査している、対策している等、対応措置を発表する
・最悪のシナリオを考えておく
  最悪のケースではどのような対処をするか考えておく
・広報担当者が常にコメントできる体制にしておく
  担当窓口を明確にする
・有名人を広報担当にした場合、その人だけ注目されないよう配慮する
  スポークスマンを買ったと思われないようにする
・常日頃から、備えをしておくこと
  好意的なマスコミ対応などメディアを味方につけておく
・専門家の助言を求め受け入れること
  有能な外部の専門家を雇うのも有効な手段
・会社側の立場・説明を書面にすること
  公開状・意見広告等、書面で率直にアピールするのが信じられる






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