商いの心くばり

企業経営よりも商品経営、これをきちんと遂行していれば、コンプライアンスや内部統制などという単語を持ち出す必要はないでしょう。
企業経営よりも商品経営に徹して、なおうまくいかないのであれば、それはその商品が社会から必要とされていないということかもしれません。

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■伊藤式「商い」の心得

・プロは一つのことに徹する
 一つのことに徹すれば状況変化にも対応できる
・後始末よりも前始末を重視する
 失敗を恐れないのは大事だが、失敗しないための心くばりはなお大事
・顧客の立場に立つということ
 品質が良い、価格が妥当、サービスが良い、の3点が大事
・会社は利益より「信用」が大事
 最大の会社より最良の会社に、言行一致の誠実さを
・リーダーに必要なのは人間性
 上司は自ら率先し実行してこそ部下がついていく、思い上がるな
・「商品経営」を最優先せよ!
 企業経営よりも商品経営を優先、コストダウンばかりではだめだ


■取引先に対して心がけること

・会社は顧客と同時に取引先があってこそ成り立っている
・取引先との約束は必ず守る
・取引先の接待は受けない
・返品を出さないようにする


■幹部たる者の条件

・決定する
・決定したことに責任を持つ
・約束を守る
・視野を広く物事を見る




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