上に立つ者の人間学

政治家秘書としての視点で書かれていますが、広く経営管理層にも当てはまることばかりです。特に「部下に仕事を通じて充実感・幸福感を味わわせること」は役割として認識していない場合が多いのではないでしょうか。

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■上に立つ者の心構え
1.人間の尊厳について弁えていること。
 上に立つことは、人間としての価値・生命の尊さなどとは無関係
2.指揮監督者であると同時に教育者であること。
 部下に仕事への意欲、仕事を通じての充実感・幸福感を
3.率先垂範すること
 人を動かすのは、上に立つ人の人格・実践
4.難しいこと・些細なことでも誠心誠意やり抜く
 最初から難しいと決めつけず、やれるところまでやってみる

■上に立つ者のあり方
1.使命感
 仕事が社会の役に立っていると自覚し、意義を求める
2.公平無私
 部下に対して厳格であってこそ、部下はついてくる
3.健康
 何が起きてもすぐに積極的に対応できる心身を
 そのためには、喜び(明るさ)、感謝、陰徳を
4.現実処理能力
 長期的視点、多面的視点、根本的視点
5.補佐
 トップに対し、正しい情報提供と正しい意見具申
6.応待辞令
 特に人に対する接し方に気をつける

■クラーク博士の言葉
青年よ、大志をいだけ。それは金銭や我欲のためではなく、また人呼んで名声という空しいものを得るためでもない。人間として当然備えなければならない、あらゆることを為しとげるために大志を持つべし




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