「落とし処」の研究
このくだりは上司に提案が通らない人にかみしめてもらいたい・・・「何度NOを言っても後から必要に応じてYESに変えることはできるが、一度YESと言ってしまうと、取り消しはできない」・・・99%賛成でも残り1%がひっかかっていただけでNOと言っているのかもしれません。
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■ビジネスに活かせる交渉戦術
1.NOを効果的に使う(なぜ相手はNOなのか真意を分析する、そしてこちらも遠慮せずにNOを使うべき)
2.切迫感を持って交渉に臨む(真正面から立ち向かう姿勢、必死に努力する姿を相手に見せる)
3.デッドラインを設定する(人間の本性は怠慢であり、期限があるからこそ行動を起こす)
4.多角的思考で膠着状態から脱する(相手の立場・陽転思考)
5.必要な情報は小出しにする(情報は知りたいと思わせてから出さないと無駄)
■「落とし処」への6カ条
1.戦略を立てること
2.交渉相手との信頼関係を築くこと
3.主体的な姿勢で臨むこと
4.進歩発展の精神を持って臨むこと
5.相手の利益も図る姿勢で臨むこと
6.合意した内容を相手に実行させること
■「合意ができたから、もう自分の責任は果たした」と、相手との接触を断つことは本末転倒である。
合意後の関係がうまくいってこそビジネスは成功し、交渉の本来の意義が生まれるのである。
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