リーダーシップに「心理学」を生かす
この本を読むようなリーダーにはこの本は不要であり
この本を読まないようなリーダーにこそこの本は役にたつでしょう。
でも後者のリーダーにこの本を薦めることは難しいことです。
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■リーダーシップの不条理
★リーダーは活動過多状態に陥り仕事に埋没してしまうことがよくある
「不安の存在」・・・自分にコントロール不能だと感じる出来事が多い
「鬱状態」・・・・・燃え尽き症候群、自己嫌悪
これらを隠すために若くて美しい再婚相手(トロフィーワイフ)や企業買収などをしかけて興奮を得ようとする。
■フォロワーシップの心理学
★フォロワーとして行動させる力(モチベーション)
「合理的なもの」・・・金銭・地位等への期待、機会を逃すことへの不安
「非合理的なもの」・・過去の人間関係(親子)に由来する経験や感情を現在の人間関係に無意識下で【転移】させている。
★転移の影響を軽減する方策を学ぶ必要がある
①己を知る・・・社外の第三者に自分の言動の自分らしさをチェックしてもらう
②相互理解を促す・・・自分をさらけ出し社員に理解してもらう
③共通の敵を作る・・・フォロワー達の陽性転移を短期的に強化する
■なぜ地位は人を堕落させるのか
「イカロスの翼症候群」・・・頭が切れ、意欲もある人間が、一時は急上昇を見せながら突如として判断を誤り、無謀な行動にでてしまう状態
①リスクを好み、ルールを軽んじる
競争で1つのイスを勝ち取ったケースに多くみられ、ルールを守る人間を侮るようにさえなってしまう。
②権力のもたらす高揚感に酔いしれる
③誘惑に心奪われ、有意義な慣習を忘れ去る
周りからの批判、ライバルの考えに注意を払わず、自分の短所を否定する。
成功を長続きさせるリーダーは、内省に努めようと心がける。