「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人

 この題名には若干違和感を覚えました。多分ある世界で頂点を極めるまでは「できる人」でいなくてはならず、通常「伸ばす人」は途中で登頂をあきらめた場合が多いからです。
 このことをはっきり自覚できた「伸ばす人」は素晴らしいです。
 この著者がいう「<開花主義>成果を出すにはまず花を咲かせないと」はいい視点だと思います。これが逆に成果主義生き残りのキーワードにさえなるかもしれません。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■「できる人」と「伸ばす人」の違い
 できる人は周囲に不満で言いたいことがたくさんある。相手が考えるよりも早く指示や助言をしてしまう。
 伸ばす人は相手を伸ばすことに楽しみを見出し、対話を通じて相手の自発性を引き出す。

■「伸ばす人」の4つの対話
①視点を変える対話
・全ての「できない」は変化する(できるかもへの視点切り替え)
・いい加減で曖昧な話を大事にする(曖昧な可能性を意識させる)
②行動を促す対話
・目標のグッドな探し方にこだわる(手にする達成感や自信を大事に)
・目標らしくない目標も尊重する(DoだけでなくBeも尊重)
③進捗を管理する対話
・経過から貪欲に学ぶ(どんな局面にも学びがある)
④次のゴールを描く対話
・「できた!」を信じない(より高い目標を見出すきっかけにする)
・「できる人」の「できない!」を見つける(成長軌道にのったらさらに刺激を)