なぜ、今までのやり方を変えられないのか

「不快を感じる」ことができれば変化への第一歩、でも「現状に向き合う」と、『まあいいか・・・』となるケースが多いと思われます。この『まあいいか・・・』が実は『現状へのこだわり』であることに気がつけるかどうかがポイントでしょう。

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思考様式の分類 ①安定・コントロール型 ②学習・発見型
学習・発見型の態度が必要。その実践的な方法は

■6つのメタスキル

①変化に積極的に参加する。
変化の8段階 1.不快を感じる 2.否認・抵抗 3.現状に向き合う 4.こだわりを捨てて未知の世界へ 5.未来のビジョンを描く 6.新たな選択肢を検討する 7.決断・実行 8.変化の統合・・・このプロセスを実施すること

②こだわりを捨てる
失望や怒りを捨て、認識・知識・経験・信念にこだわりを捨てる。

③本当の自分に焦点を当てる
習得的自己と「本質的自己」を区別。本質的自己を交流させる。組織においても個人のあらゆる面が表面化することを受け入れる。

④信頼を築くコミュニケーションをとる
相手から何かを学ぼうとする姿勢でコミュニケーションをとる
まわりにプレッシャーをかけたり、コントロールしようとすると人はあなたを信用しななくなる。平均台をわたるにも、その置いてある高さで行動がことなってしまう。つまり心が恐怖で満たされると、力がだせない。力量にあった課題に挑戦し熱中するときが最大の力の発揮状況だ。つまり管理職の役目は部下が興味と意欲を感じる手助けをしてやることであって、おびえさせることではない。

⑤様々な観点から物事をとらえる
相手と意見が食い違ったとき、支配か服従しかないときめこんではいけない。他にとりうる手段を考慮する能力が重要。他人の視点を尊重せよ。互いにぶつかり合う複数の選択肢のまわりに大きな円を描くことで。意見はひとつにまとめられる。

⑥組織の効率を高める
(ピーターセンゲは述べている)チーム学習をマスターすることが「学習する組織」を築く際の最大のステップになる。メンバーに帰属意識と信頼感の共有が必要、そのためには、グループの文化が自分たちの定めた使命を支えるものかどうか反省すること。