会計トリックはこう見抜け

小企業の場合は、もっと荒っぽい手口にも注意しなくてはなりません。
つまり「そもそも本物の財務諸表かどうか」疑う必要もあるということです。
ひどい時には・・・
同程度で類似業種の別の優良企業の財務諸表の社名部分を書き直したもの、や
過去業績の良かった時の財務諸表の年月日部分だけ書き直したもの、などを
見せられる可能性も念頭におく必要があります。

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■会計トリック7つの手法
1.早すぎる、または質的に問題がある収益の計上
  (手数料収入なのに販売額ベースで売上計上するなど)
2.虚偽の収益を計上する
  (投資利益を収益として計上するなど)
3.1回限りの利得で利益を急増させる
4.当期の費用を他の会計期間に移す
5.負債を計上しないか、不適正に減額する
6.当期収益を将来の会計期間に移す
7.将来の費用を当期に移す
  (不振の会社を再建等で、翌期の好業績を自分の功績にしたい時など)


■財務諸表を疑うべき企業
・弱体な管理体制(社外取締役の不足、外部監査人独立性欠如)
・極端な競争に直面した経営者
・人格が問題視される経営者
・成長が鈍化し始めている「急成長企業」
・生存に汲々としている無力な企業
・新規公開会社と非公開会社





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