「分かりやすい説明」の技術

聴衆が寝てしまうのは話者に問題あり・・・分かりやすい説明の技術を裏返して整理すると、「ぶっつけ本番」「早口」「手抜き」が3大べからずといえそうです。話す相手のことをツマラナイと思うとやってしまいがちですが、自分の説明力が過小評価されてしまいますので、どんな相手でも心して望みたいものです。

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■分かりやすい説明のための15の技術

1.聞き手とのタイムラグを知れ
  聞きての耳が慣れるまで「最初はゆっくり」「ついてこれるまでまつ」

2.要点を先に言え
  聞きては「どんな話をされるのか」「何を言おうとしているのか」がまず知りたい

3.しみ入るように話せ
  時間当たりの情報量を減らし、理解するための「間」を置く

4.抽象的説明と具体的説明のバランスを取れ
  事柄を整理し本質を見抜く、抽象的説明には小さな相違より重要な共通点を

5.「説明もれ」を防げ
  すでに知っているだろう、という錯覚・思い込みがある、第三者のチェックを

6.情報構造を浮かび上がらせろ
  同じことを意味する最も単純な言葉を選ぶ

7.キーワードを使え
  複雑な概念の説明には気の利いたキーワードを

8.論理的に話せ
  1つ1つの説明に裏付けを用意

9.比喩を使え
  説明の本質がわかっていれば的確な比喩が思いつけるはず

10.聞きての注意を操作せよ
  キーポイント直前の「質問」で注意をひきつけ、まとめの前に「まとめ言葉」

11.引率せよ
  長い説明では、今どの辺なのかをわかるように

12.「繰り返しの劣化」に注意せよ
  自分は何度も説明していても、相手は初めて聞いている

13.持ち時間を守れ
  時間が少なければうまく要約する、大見出しを思い出せ

14.聞き手に合わせた説明をせよ
  事前に「誰に」説明するのかを考え、相手によって変える
  聞き手は「全く関心がない」という前提がおすすめ

15.聞き手を逃すな
  聞き手の嫌がるポイントをうまく隠し、注意を引き続けるための工夫をせよ





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