何が一番「効果的」か―マキャヴェリの「指導者」絶対法則
マキャベリズムを「目的のためには手段を選ばない」といった単純な解釈だけでなく、人間の本質に根ざした戦略という面から再度見直すことも必要かもしれません、また少なくとも「敵(ライバル企業や社内の敵)」は「邪悪な手段」や「嘘」を使っているかもしれないということを忘れてはなりません
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■リーダーは「幸福幻想」に陥るな
・勢力拡大の野心は、人間が持って生まれた本能である
・ビジネスや友好的な人間関係をいったん築きあげれば、後はずっと幸福に生きていけると考えるのは幻想である
・あらゆる組織にとって、長い間自由を静かに謳歌することは不可能
・リーダーには臨機応変の発想が欠かせない、常日頃からその戦略や戦術を変更する態勢を整えなければならない
■リーダーは「邪悪な手段」をとる覚悟が必要
・あらゆる人間が邪悪であり、機会さえ与えられれば、いつでも心に秘めたその悪意を発散しようとする前提に立たねばならない
・状況が必要とするなら、あらゆる有効な手をうて。不倶戴天の敵と戦う場合は正義や道徳・ルールに縛られてはならない
・組織の生存や事業の成功にとって「嘘」は欠くことのできない要素である。すてべの手のうちをさらせば敵につけこまれる
・悪の手段をとるかどうか迷った時に肝心なことは、それによって事態が改善されるか否かの一点である
■成功した後は「腐敗や堕落」との戦いが始まる
・国や企業が滅びる原因はリーダーの堕落とそれにつき従う人々の堕落にある
・指導者の腐敗が大衆レベルに達し、トップの退廃ぶりに怒りの声をあげなくなった時、独裁への道に足を踏み入れる
・美徳も堕落も組織の中では上から下への伝わっていく、部下の堕落がトップに感染することは絶対にない
・リーダーは人々から恐れられると同時に自分の素晴らしさを信じてもらうため、愛情、温かい人間味や思いやりが必要
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■渡部昇一ホームページ
http://www.watanabe-shoichi.com/
■マキャベリ関連図書
君主論
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20090816
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