君主論
経営的な視点で読むには当然のことながら「君主は」を「社長は」または「リーダーは」に読み変えることになります。そう読み変えた時にも、なるほどと思える部分を抜粋してみました。
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・君主は「けち」という悪評を気にしてはならない。
(節約が大切、気前良さをアピールするために散財すればすぐに窮乏してしまう)
・君主は慕われるより恐れられるほうが安全である。
(ただし憎まれないてはいけない、憎まれると内部の陰謀によって滅ぼされる)
・君主は中立ではなく、敵味方どちらかにつくべき。
(ただし自分より強力なものとは同盟してはならない、勝っても隷従することになる)
・君主は良い側近に充分な名誉と富を与えるべき。
(君主の実力は側近を見ればわかる、良い側近は自分のためより君主のためを考える)
・君主はへつらう者に気をつけ助言者の直言を聞くべき。
(助言者には自分が尋ねた事柄のみに真実を述べる自由を与え、決断は一人で行う)
・君主は自分の考えに固執せず変化に対応するべき。
(準備や対策次第で、運命はコントロールすることができる)
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