マーケティングの革新

 自社の属する産業や自社の製品・サービスの「目的」を考えろ、と言われても「○○業」という名前がはっきりしている業界ほど難しでしょう。答えは常に複合的であり、それらを統合する他の単語が見いだせるかどうかわからないからです。
 まず現在の役立ちポイントを羅列し、その中から「買いたいと思われる存在」を目指して行けそうなものを選択する方が近道かもしれません。

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■経営とは基本的にはマーケティングを行うこと

・「売ろう」ではなく「買い手との関係を改善しよう」つまり顧客の不信感不満足を減らし満足度を高めていくこと
・お客が「競合よりも自社製品を選んでくれる理由」や「自社製品のどこに価値を見出しているか」を意識せよ

■変化を先取りすることこそ、戦略である

・社会や消費者について一つ確かなことは「絶えず変化している」ことである、変化は課題であると同時にチャンスでもある
・経営者は外部環境の変化から目を離さず、今起こりつつあるものと数年先に起こりそうなものを的確に見分けなければならない

■経営者の近視眼をなくす

・自社製品サービスの「目的」を間違えず、必要があれば現行製品の「創造的破壊」にチャレンジしなければならない
・企業活動とは「製品生産の過程」ではなく「顧客に満足を与える過程」である、生産すること自体は目的でも使命でもない

■自社が進むべき方向性を決めるために考慮すべき4点

1.企業の力量・・・生産、マーケティング、管理、研究活動、財務、リソースの長所・短所
2.企業の歴史・・・どのようにして今日があるか、何が原因で有名になったか又は評判を落としたか
3.競争相手・・・競争相手は誰か、彼らは今何をしつつあるのか
4.顧客・・・ニーズや課題、嗜好、要望、変化、期待内容は何か





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