日本の競争戦略
マイケル・E・ポーター教授が10年も前に、処方箋を出してくれていたのに「そのうち景気は回復する」「今は我慢の時」などと言って、何も行動を変えなかった企業はその後どうなったでしょうか・・・危機感を共有できる今だからこそ、再度企業の治療に踏み切る時かもしれません。
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■日本企業が取り組むべき7つの打開策
1.独自性のある戦略を立案する
全ての顧客を同じように扱い、あらゆる要望に応えようとするのではなく「どの顧客」の「いかなるニーズ」に応えるかを取捨選択する
2.オペレーション効率の対象範囲を拡大する
製造分野だけでなく、ホワイトカラーの生産性、情報技術、eコマースなどの分野でもオペレーション効率を向上させる
3.産業構造を無視しない
産業構造とは、買い手・売り手の交渉術や新規参入の容易さ、代替品の存在などである
4.経営目標を、成長性から収益性に転換する
市場シェアに固執すると、独自性の喪失や設備過剰などを招きやすくなる
5.関連性のない分野への多角化をやめる
「総合」戦略が有効なのは、資本や経営者が貴重な資源である開発途上国での話。日本では「総合」の時代は終わっている
6.新しい組織モデルに変える
意思決定の迅速化、経営責任の明確化を図り、本社の役割を縮小する
7.企業と政府の新しい関係を構築する
自らを取り巻くビジネス環境の改善を求めて、政府に積極的に働きかけていく
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■マイケル・E・ポーター関連読書メモ
競争戦略論<1>
http://d.hatena.ne.jp/junya-aoki/20091103/asin4478200505
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