あのブランドばかり、なぜ選んでしまうのか

消費者が購入する理由・動機を刺激するためには、自社ブランド・商品・サービスが消費者にとってどういうものなのかをアピールする必要があります。この本ではアピールに有効な28のポイントが紹介されています。こういうポイント羅列型のノウハウはアイデア…

部下の心をつかむセルフ・コーチング

完全な人間などいません、長所の裏返しが短所になることもあります。 リーダーとしてチームのメンバーに不満がある時「その原因は自分にある」可能性をまず考えてみる必要がありそうです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■司令官タイプ (=エネルギッシュ、周囲を奮い…

経営の突破口は儒学にあり

イトーヨーカ堂の伊藤雅俊が、朱子学の「居敬と窮理の精神」のもと実行したとされる「牛乳の後入れ先出し法」が紹介されています。「顧客の利便を第一に考えると、新しい牛乳ほど前方に並べるべきであり、それでこそ好感や信頼が得られる」というものですが…

モチベーション企業の研究

通常、社員はやる気があって入社したわけではなく、安定した給料を受け取るために、やる気があるふりをして入社するのです。・・・そういう前提でモチベーションアップを考える必要があります。以下のフレーズは特に印象に残りました。 『人間というのは弱い…

ファシリテーター養成講座

中で紹介されている「リーダーズインテグレーション」と「PREP法」が興味深かったので、メモしておきます−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■リーダーズ・インテグレーション(リーダーとメンバーの信頼関係をいち早く築くための半日のワークショップ)1.まずリー…

何が一番「効果的」か―マキャヴェリの「指導者」絶対法則

マキャベリズムを「目的のためには手段を選ばない」といった単純な解釈だけでなく、人間の本質に根ざした戦略という面から再度見直すことも必要かもしれません、また少なくとも「敵(ライバル企業や社内の敵)」は「邪悪な手段」や「嘘」を使っているかもし…

自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病

個人が露出する広報活動、たとえば社長が個人名で書籍を出版したりテレビに出てコメントしたりするのは「傲慢」のあらわれということなんですね。 成功体験を自慢しても、たしかにその個人の収入や満足感にはつながるかもしれませんが、企業にとってのメリッ…

意思決定のマネジメント

自分には偏った思い込みはないはず、という「自信過剰と楽観主義」があるために「意思決定を誤らせるバイアス」を軽視してしまうのでしょう。 遊びなら勘が当たったから楽しい、だけでOKでしょうが、ビジネスはそうはいきません。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■意…

不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか

昔より先輩が後輩を教えなくなっているという会社は多いと思います。個人成果主義・競争主義下では、後輩は最初からライバルなのです。チームや組織の目標や評価をこれ以上軽視すれば、取り返しがつかないレベルになってしまうかもしれません。−−−−−−−−−−−−−…

早朝会議革命

吉越浩一郎氏がトリンプで毎朝開催していたトップダウン会議の紹介です。その後吉越社長は独立して残業ゼロ実現を看板にするのですが、どちらもポイントは「デッドライン管理」のようです。この厳しい管理について行けない人を切れるのかどうかをまず見極め…

「分かりやすい説明」の技術

聴衆が寝てしまうのは話者に問題あり・・・分かりやすい説明の技術を裏返して整理すると、「ぶっつけ本番」「早口」「手抜き」が3大べからずといえそうです。話す相手のことをツマラナイと思うとやってしまいがちですが、自分の説明力が過小評価されてしま…

こんな経営手法はいらない

ISOなどの認証を取引上の必要もないのに「取得したい」と言い出すのは、ひょっとして反主流派の人ではないでしょうか。 問題が起きれば「ほら認証をとらないからだ」と言えますし、問題が起きなくても無駄なコスト分業績が悪化してそれを主流派のせいにで…

花王「百年・愚直」のものづくり

本の内容よりも、花王と著者の高井尚之氏の関係、つまり「企業専属の企画ライター」というのが非常に興味深いです。(2004年に独立し専属契約は終了しているようですが) 商品ではなく企業自体のパブリシティの手段として、有効なアイデアの一つと言えるので…

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法

「ニーズ」は「〜〜しなければならない」、「ウォンツ」は「〜〜したい」と顧客の感情を区別しましょう・・・という説明は面白いです。 ニーズとウォンツの両方を高めるように考えることは意外とできていない場合が多いですから。本書は小企業の戦略に視点を…

最強の「ジャパンモデル」

ストック型経営が難しいのは、ライバル企業がフロー型経営(短期成果重視・無差別競争・勝者による富の独占・繰り返す合併と買収・雇用の流動化)で短期的に成果をあげた時、それに惑わされず長期的視野で自信を持って自社の経営を貫けるかどうかでしょう。…

エマソン妥協なき経営

よくPDCAが重要といいますが、Pがダメでは努力が空回りしてしまいかねません。でもPに真剣に取り組むのは面倒なので、つい「PはいいからとにかくDいってみよう〜」っていうことになりがちです。しかしPに手間をかけることでDに力が入るという点も…

3の法則

「大手3社が支配するのが安定市場」というのを「法則」というのはちょっと強引かなとも思いますが、それぞれの戦略についてはなるほど、と思える点があるのでメモしておきます。 かつてマネシタ電器と言われた会社も正しい戦略にのっとって行動していること…

意志とビジョン

差別化による高価格高品質戦略は、低価格中品質で大量販売する戦略に敗北する可能性があることを常に意識しておく必要があるようです。 逆に先行して儲けている企業があっても、品質をぎりぎりにして低価格商品をぶつけて数を取れば勝ち目があるということに…

新版 目標管理の本質

仕事をさせる側もする側も、その仕事が「知恵の生産」なのか「単なる作業」なのか、はたまたその中間なのかを考え決めることが重要なスタートラインでしょう。 しかし問題は、企業において目標は一人にだけあるものではなく常に目標・評価・処遇がワンセット…

できる上司は「しかけ」を使う

「エビングハウスの忘却曲線」によると人はある事を記憶しても1時間たつと56%忘れてしまうそうです。だから、伝えたいことは1つに絞り込んで繰り返すのがよい、という話がのってましたが、これは色々な事に応用できそうです。 例えば、お客様への営業では…

サービス・リーダーシップとは何か

よく顧客を上にした逆三角形の組織図とか書きますけど、権限が本当に逆転しているケースは皆無でしょう。意味しているのはせいぜい「末端の社員は上司の顔色ばかり見ず顧客の言うことも聞け」ぐらいなんですが、それも難しいのが実情ということですね。−−−−−…

朝令暮改の発想

変化の激しい時代には「先手を打つことより朝令暮改を行えること」が重要というのは、企業戦略としては当然ですが、まず「今は先が読めない」ということを社内の共通認識にしておかないと、社員がついてこれなくなってしまうかもしれません。 いくら変化への…

シンプルパワーの経営

巨大企業で強力なライバルがいるような視点が中心で、あまり中小企業が参考とすべき点は多くないのですが、シンプルなリーダーシップについてはどのような状況でも意識してよいと思います。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■シンプルなリーダーシップのためのポイント…

めざせ!レインメーカー

レインメーカーは雨乞いの呪術師、つまり企業に恵みの雨を降らせるスーパーセールスパーソンという意味です・・・ってこの題名じゃわかりませんよね〜−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■下準備をせずに営業訪問をするな(営業前確認10のチェックポイント) 1.訪問の…

「落とし処」の研究

このくだりは上司に提案が通らない人にかみしめてもらいたい・・・「何度NOを言っても後から必要に応じてYESに変えることはできるが、一度YESと言ってしまうと、取り消しはできない」・・・99%賛成でも残り1%がひっかかっていただけでNOと言…

最新ハーバード流 3D交渉術

「セットアップ」は事前に相手方の要望を調べ、打診する、など、良い意味での「根回し」だと解釈できます。やはり「根回し」は侮れないということですね。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■3次元(3D)の交渉1.「戦術」・・・・・・相手を説得するためにどう出る…

相手を思いのままに「心理操作」できる!

こういう書籍は販売側など積極的な面を中心に読まれますが、「心理操作」の方法がわかれば、いかにそれに対抗するかもわかってきます。商談などで不利な条件を飲まされないようにするにも、このような相手側の心理作戦を認識しておくことが大切だと思います…

柴田和子 正々堂々のセールス

保険のトップセールスの話ですが、何と言っても「セールスの仕事は嫌だったので事務員をやるつもりで入社」した彼女が「いつまでも後ろ向きに考えて不平不満の日々を送るのを潔しとせず」「これは自ら望んだ仕事なのだと気持ちを切り替え」「どうせやるなら…

本業再強化の戦略

「コア事業の見極めと重点投資、その周辺領域への拡大」というのは当たり前の戦略かなとも思えますが、単に大きくなればいい、儲かればいいと考えていると結構踏み外してしまうことがあるようです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■コア事業の見極め 1.自社に最も高…

私のウォルマート商法

ウォルマートが成功した真の要因は「経営陣と従業員との間に良きパートナーシップを築いた」こと、そしてパートナーシップで重要なことは「情報と責任の共有」であるとしています。日本の株式会社は会社法で決算公告を義務づけられているのに、摘発されない…